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興味深いデータ。
これはあるサイトからの情報です。
骨髄移植でアレルギーまで相手に移動!
Journal of the European Academic Dermatology and Venereology”という論文より。
もちろん原文で
理解出来るわけないから翻訳で調べてみました。
提供者がもともと持っていたキウイフルーツのアレルギーが移植を受けた患者さんに発症したそうです。
この方は本来まったくそんなアレルギー体質はなくて骨髄移植以外に説明がつかないそうです。
まず骨髄が何をする器官なのかを考えてみれば。
骨髄は全ての血液細胞が形成される造血器官です。
そしてその血液細胞がアレルギーを
決定します。まあこう考えれば納得納得。
では骨髄移植によってアレルギーを緩和できるかわかる人はいるのでしょうか?
例えばもし誰かがひどいペットアレルギーを持っていたとして、そのアレルギーのない人から骨髄移植を受けたらそのアレルギーは治るか?
すでにそういう例(ナッツアレルギーが骨髄移植によって治った)があったようです。
ただし効き目がなかった例も出ている。
10歳くらいの子供なら免疫システムは変化するに十分な適応性があると推測されている。
通常のアレルギーに利用するのは危険が高すぎて、テストケースは非常に重い子供に限られているそうです。
もうひとつ骨髄移植について興味深いデータ
骨髄移植を受けた患者は血液型も変わると知られています。
もちろん血液型が単純に変わるというのではありません。
骨髄と血液のDNAが患者のその他の組織とは完全に異なりますから。
移植された組織はドナーのDNAをキープする。
基本的に患者はキメラ(複数の遺伝情報を持つ細胞が混じる)となる。
元からあるDNAとドナーからもらったDNAとが混じった状態です
。
アラスカで実際にあったそうですが。
とある女性が暴行を受け、現場に残された体液からデータベースになる血液サンプルを見つけ出されました。
ところが導き出された容疑者はすでに刑務所にいたのです。
なぜ!
刑務所に入っている男は以前に実兄から骨髄移植を受けていたことがわかったそうです。
つまり兄弟2人がまったく同じ血液。
体液を刑務所に入っている男性の頬の内側の粘液と比べたところ一致せず、その兄弟を調べると一致したということです。
たとえば心臓移植によって元の宿主の記憶が相手にそのまま移った例
も聞いた事がありますし、小説や映画でも触れられております。
完全に目が不自由な方の中にはご本人にしか分からない、説明しようのない視覚情報で人ごみの中を、障害物の中をすり抜けるように移動したりできる人もいらっしゃるようです。
そもそも洞窟の中で生育している蝙蝠やブラインドフィッシュ
という魚は完全に目が見えない筈なのにぶつかりませんし。
私たちが認識している以上に器官のひとつひとつはポテンシャルが深いようですね。