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「風もなき秋の彼岸の綿帽子」
周囲に目をやれば、川の堤防や畑のあぜ道に真っ赤なヒガンバナが咲き誇っています。「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったもの。
(朝夕が急に涼しくなってきたなあ)
近頃はお客様との会話が必ずここから始まります。
夜にもなれば半パン、Tシャツでは寒いくらい。
元気よく歩いている間はいいのですが、歩くのをやめた途端に背中の汗が冷えてきます。
2週間ほど前まで、最高気温が35度を超えた、残暑というより猛暑だ、酷暑だと騒いでいたのがマジでうそのよう。
ヒガンバナは何処からか分かりませぬが、稲作が始まった頃に日本列島に伝わってきたという説があり、古くから親しまれてきた植物です。
鱗茎は有毒ですが、多量のデンプンが含まれており、飢饉(ききん)の時には、何度も水にさらして毒を抜き、食料としていたそうです。
どんな環境の変化にも耐え抜いてきた強さをあの花の赤さが象徴しているかのよう。
彼岸といえば、
おはぎ。
私んチでは無かった習慣ですが昔の家庭では子どものころ、どんなに農作業が忙しくても、必ず母親が作ってくれた。と、昨日のお客様が教えてくれました。
それを一番に仏前にお供えするのですが、その際、一緒にお供えするススキの穂を刈り取ってくるのが長男としてのワシの役割だった。
と、その方は笑いながら仰っいます。
仏前でちーんと鐘を鳴らし、手を合わせた後にいただくおはぎの件を聞けば本来甘いものが不得手の私でも美味そうに思えます。
その一部を自分も手伝ったという満足感が、味と共によき思い出として記憶されているからでしょうか。
風もなき淡い彼岸の思い出ばかりではありません。
まずは今夜の台風対策。
今年ばかりは荒れた彼岸となりそうです。