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母が認知症! (2019.06.20)

久しぶりの更新です。
母親が(認知症)の診断を受け今後の対応策に追われていたこの一か月、大好きな映画を観る機会も、語る機会もめっきり減っておりました。


不安に思いめぐらせる暇もないのが救いです。
「老いて病み恍惚として人を識(し)らず」から取った有名な小説・有吉佐和子女史の「恍惚の人」を初めて読んだのが35年前。
当時は小説の中の他人事だった出来事が今、わが身に現実になってきております。
施術中、普段は(聞き役)に徹している私が今度ばかりは7年前にアルツハイマー型認知症と診断されたお客様(患者様)に相談しました。
その方はてんかんの発作も経験しながら立ち直り、しっかり現実に向き合い、シルバー人材センターから委託された沿道清掃の業務、将棋とカラオケの趣味、そして人付き合いも立派にこなしております。
その方が私に助言してくれた事。
家族が認知症を世間に隠さないこと。
少数性愛者であることを明言することで偏見の除去が進んだように、本人がまずカミングアウト(公表)し、家族や世間がまずはそれを受け入れるのが成熟社会の必須条件だよ、とその方は仰います。
言うは易しですが行うとなると並大抵の覚悟ではない筈。
そのお客様はその勇気があり、家族も周辺も心から協力している姿を七年間私も見届けておりました。
今、私も背中を押されています。
積極的に友人・知己・他のお客様(患者様)に母が認知症を患った事を自ら語り、助言を請うています。
私に助言を下さったアルツハイマーのお客様、実は私の将棋の師匠でもあります。
あしかけ10年、譜戦の数は300回を下りませんが、御年86歳のその方に実は未だに一度も勝ててません。
まさにわたしにとっては「恍惚の人」ではなく、こちらの戦闘意識に火をつける「光源の人」です。

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