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TOP > マッサージルーム リカバー 日記 > リカバー映画日誌36映画日誌「桜の代紋」
三隅研次という名は死後40年経った今でも「未知」の作家という気がします。
眠狂四郎、座頭市、子連れ狼を手掛けたウェルメイドな達人という通説くらいは日本映画ファンなら誰でも知っているでしょうがそのことがどうしても「雇われ監督」という印象を拭いきらない要因な気がして哀しくなります。
75年に54歳の若さで夭折したのだからこの傑作
「桜の代紋」はその2年前。酒を飲まずして肝臓がんを患いこの作品の後にも「子連れ狼 冥府魔道」「狼よ落日を斬れ」の2本を撮りながらテレビ時代劇なども演出してるのだから空恐ろしくさえあります。
それにしても70年代の映画音楽の何たる貧しいことか。この作品いっそ音楽なぞ無ければ観た夜はうなされるくらい恐ろしい一遍になったんじゃないでしょうか?