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TOP > マッサージルーム リカバー 日記 > リカバー映画日誌37「人斬り」
いつの時代にもどんな世界にも不遇な運命に翻弄されるモノがいます。
いかに国民的偉業を成し遂げても最後には単なるプロパガンダの対象にさせられたり
いかに忠誠を尽くしても組織の保身の犠牲になったり
師と仰ぎ続けた者から裏切られたり。
「人斬り」の主人公岡田以蔵もそんな一人。
司馬遼太郎の原作は完全な小説だからもちろ
ん史実の以蔵と相違点を論じる必要はありません。あくまで「人斬り」の岡田以蔵なのです。
何という愚かで哀れな一生か。
勝新太郎が自身の生きざまをそのまま体現してるかのように体当たりで演じてるのを観て本当に凄い役者なんだなと思いました。
さらにもう一人、人生そのものが派手なパフォーマンスだったような三島由紀夫。どんな大根ぶりでも居るだけで画面を支配してしまう存在感は素晴らしい。映画にとって名優による名演技なんてたいして必要ないのです