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TOP > マッサージルーム リカバー 日記 > リカバー映画日誌40「 白ゆき姫殺人事件」
貫井徳郎さんの処女作 「慟哭」 という小説を読みその才能に狂おしいまで嫉妬した経験があります。
未読の方のため内容は伏せますがその「構成」の妙に圧倒されたのです。
湊かなえさんの「告白」にも同じ感触があり調べてみたらシナリオから文筆業に入ったそう。なるほど~「構成」がガッチリしてるわけだ、と独り唸っておりました。
そして今度初めて観た
「白ゆき姫殺人事件」
原作は未読。監督中村義洋作品も未見。
唯一脚本林民夫の名に引っかかって録り溜めに残してました。
「バナナシュート裁判」(佐藤闘介監督)という作品にピンときたなら相当な日本映画ファン。その作品の撮影した方ですね。
横浜放送映画専門学院という今の日本映画大学の前身である日本映画学校の更に前身校出身の佐藤監督の卒業製作作品です。林民夫さんとは先輩後輩の関係ですね。
そう言えば「藁の楯」でタッグを組んだ三池監督も同じ専門学校の先輩だし監督脚本のコンビネーションの結実がこの作品という感じがします。
釈然としない部分、唐突すぎやしないかと感じる部分もありますがグイグイ引っ張っていく中村監督の演出手腕に唸ります。
同世代の才能には本当に嫉妬します。
井上真央、綾野剛、貫地谷しほり、蓮佛美沙子、金子ノブアキ、谷村美月、奈々緒など今の20代の俳優さんは巧い人が多いですがここは北野武作品常連の芦川誠の課長役に瞠目しました。本当にあんな上司、今も昔もゴロゴロいますね