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TOP > マッサージルーム リカバー 日記 > リカバー映画日誌61「楊貴妃」
かつてシナリオ研究所代表の川邉一外さんが「ドラマの9割が裏切りがテーマ。残りの1割がメロドラマに収束される」と言ってましたが溝口はその1割に映画人生を賭けた人。
そしてそれが豪快なくらい砕け散ったのが
「楊貴妃」
おそらく完成直後誰もが失望と落胆に打ちひしがれたんじゃないかなあという気がします。助監督の増村保造なんか「俺が撮ったほうが良かった」と思ったかもしれませんね。
今観たら天才の失敗作は本当に面白い。凡人の成功作よりはるかに面白い。でもこの作品溝口中期の作品でなくて良かった。もし中期にこの作品が生まれたら「雨月物語」や「西鶴一代女」が録れなかったかも・・・
晩年期で本当に良かった