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TOP > マッサージルーム リカバー 日記 > リカバー映画日誌67「妖精たちの森」「回転」
マーロンブランドが現在活躍されている名優たちの礎になったことは映画界の常識ですがブランドの軌跡を語ってくれる映画ジャーナリズムは日本に目立たない気がします。
公認の「波止場」「欲望という名の電車」などのエリアカザン作品や「ゴッドファーザー」などはともかく「乱暴者(あばれもの」そしてやはりカザン作品「革命児サパタ」などになるとぐっと知名度が下がりこの
「妖精たちの森」も現在では結構マニアックな部類に入りつつあります。私は未見ですがこの前に「私は誘拐されたい」という世界中から呆れられた愚作があるようで「妖精たちの森」はスランプに落ちたブランドがこの後の「ゴッドファーザー」「ラスト・タンゴ・イン・パリ」に続いた彼の復活記念作品なのです。
実はこの作品ヘンリージェームスという方の原作でして更に言えば1961年の
「回転」
という同じ原作者の映画化作品の後日談ならぬ前日談になっております。
幼い純真な心をもつ姉弟のぞっとする凶行がテーマなだけに当時の大人の観客は震撼したでしょう。
「回転」の方もデボラ・カーやマイケル・レッドグレイブといった大スター出演作品ですが「妖精たちの森」同様にマニアックな部類に入るのは主題があまりに衝撃的過ぎて話題に上がりにくかったんでしょうね。
2作品とも蔵出し映画としてかなり興味深い佳作です。