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TOP > マッサージルーム リカバー 日記 > リカバー映画日誌77ちょっと珍しい「暖簾」
山崎豊子といえば長編大河というイメージがあります。
もしや
この原作もその類かもしれませんが伝説の日本映画脚本大家である八住利雄先生と川島雄三監督にかかればこんな親しみやすい映画に仕上がります。
明石家さんまさんが「笑いは間やで」と言ってますがこの映画の森繁久彌はまさにそんな感じ。そしてどつくどつく。やたらどつく。本当に昔の大阪のオッサンはやたらどつきます。
そしてけっして軽々しい頓狂映画でなく立派な文芸作品としての余韻を残すところが見事。
まだ可憐な乙羽信子や中年女将から老婆まで演じきった山田五十鈴などまわりも芸達者な名優ぞろいですが特筆すべきは森繁が親子二代二役で演じちゃあんと二人が何の違和感もなく同じ画面に収まっていること。
才人たちが結実した蔵出し名画でした。