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近頃、肋間神経痛を訴えるお客様が目立ってます。
で、神経痛とは?
ろっ骨に沿って走る神経が何らかの原因で痛む症状のこと、です。簡単に言えば。
あの針でブス!!と刺されるような衝撃性があります。
よく病気と勘違いされる方がいますが、あくまでも症状であって病気ではありません。
ですが、その原因は不明なものが多い、というのが不安のタネとなるようです。
考えられる原因として一番多いのが、不自然な姿勢をとった時、また運動不足・疲労によって神経が骨や筋肉にはさまれて(絞めつけられて)突然起きる単発的なもの。
日常生活の中で感じるストレスが重なる事によりもの。(この夏の猛暑で高湿度により血管が膨張し、それが肋骨に沿った神経を圧迫する例もあります)
また、帯状疱疹ウィルスが原因で痛みを生じることがある続発性なもの。
こういう場合、通常であればウイルスに感染すると疱疹が現れるので原因が分かり易いと思います。発作的症状の度合とは著しく異なり、痛みが非常に激しくなるようです。
その他ですと肺がんや肺炎などから肋間神経痛が誘発される事が考えられます。
そして女性の場合、特に高齢者だと骨粗しょう症からによるものあります。
まあ、以上のように原因は多岐に渡ります。
で、肋間神経痛の治療ですが。
基本的には体の片側に痛みが突然きますが、右なのか左なのかは人それぞれ。
肋間神経痛の治療は専門の病院で一度検査し、治療が必要な場合には神経ブロックと呼ばれる局所麻酔薬を使用した注射が使われす。
神経の炎症が認められる肋間神経痛の場合は、ステロイドが混ぜて投与されることもありますね。
結構、民間での治療も効果的です、その場合は温湿布や冷湿布はどちらを使用しても可です。選ぶ基準はご自身が気持ちイイ、と思う方を。もちろん場合による取替えも可です。
東洋医学の観点でもお灸や鍼、漢方薬も効果性を期待できる場合がありmあります。
では最後に、肋間神経痛に効く代表的なツボを2~3
神封(しんぽう)
神封は狭心症から肋間神経痛まで、さまざまな胸の痛みに効果があります。
【ツボの位置】
左右の乳首を結んだ線のちょうど中間から指3本分ほど外側のあたりです。
【治療】
あおむけに寝かせ、胸に両手をつきます。それぞれ人差し指・中指・薬指をそろえて左右のツボを同時に指圧します。狭心症などの痛みから肋間神経痛まで、さまざまな胸の痛みを和らげるのに効果があります。
げき門(げきもん)
げき門は動悸、息切れをともなう胸の痛みに効果的です。
【ツボの位置】
前腕部の手のひら側のちょうど真ん中あたりです。
【治療】
相手の腕をつかむようにして、親指で指圧します。このとき、強めに押し込むといいでしょう。動悸や息切れ、息苦しさをともなう胸の痛みを和らげます。自分自身で指圧を行ってもいいでしょう。
心兪(しんゆ)
心兪は肋間神経痛にともなう背中の痛みを和らげます。
【ツボの位置】
左右の肩甲骨の内側、背骨をはさんだ両側のあたりです。
【治療】
うつぶせに寝かせ、背中に両手のひらをつきます。左右のツボを親指で同時に指圧します。このとき、やや強めに押すといいでしょう。心身の緊張をほぐし、肋間神経痛による背中の痛みに効果があります
いずれもご自身か家族の協力等で自宅療法も可能ですが、神封や心兪などはあまり力任せには出来ないので(肋骨を痛める可能性があります)やはり心得のある鍼灸師やマッサージ師にお願いしたほうが無難と思われます。
注意して頂きたいのはあくまで「治療」ですので無資格 素人の整体やリラクゼーション系のお店はお避け下さい。