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TOP > マッサージルーム リカバー 日記 > リカバー映画日誌15「藁の楯」
三池崇史作品の好きな一本に
「漂流街」があります。
そのスケールの大きな出鱈目さ、いい加減さ、が大好きです。
かつての石井輝男や鈴木則文の東映エロ路線のような豪快な猥褻さを彷彿させてくれます。
でもこの
「藁の楯」に妙な違和感を覚えたのは何故か?
出演者のほとんどが自分好みでないから?いやいや。日本の役者の大半が一度は三池作品に出演したことがあるんじゃないの?と言いたくなるくらいオールラウンドなキャスティングの三池作品なら過去にも好きでない役者の出演作品は多々ありました。
では全くあらぬ方向に向けて撮られているからか?いや、むしろそれは「漂流街」にこそ当てはまりそう。なにしろこれは誰が観ても目が離せぬシチュエーションの積み重ね。「ダイ・ハード」やアメリカテレビドラマ「24」のように、ここまで悪いことが重なるのかよ、というくらいのノンストップ・アクション。
決して独りよがりでもマニアックでもない。ではこの違和感は一体何のか?
韓国ヒット映画「シュリ」是枝裕和監督の「誰も知らない」を観終わった後にも確かこんな違和感があったような気がします。
この突き放すような違和感と包み込んでくれる温かさが同時に内在する三池作品の謎を知るべく明日は
「スキヤキウェスタン。・ジャンゴ」あたりをもう一度観直そうかと思っております。