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TOP > マッサージルーム リカバー 日記 > リカバー映画日誌19「遠雷」
本当は隠しておきたいけれど実はさめざめと泣いてしまった映画というものが何本かあります
この
「遠雷」もさしずめその一本
今や巨匠となった根岸吉太郎と荒井晴彦の「キャバレー日記」に次ぐコンビ2作目です。今回の鑑賞はテレビ放映をいれて4回目あたりです。
初見のときはこの冗長な展開が全然面白くなかった。でも二十歳を越えて観直した時押し寄せてくるさざ波に抗えませんでした。
時間経過につれて記憶が鮮明となっていく映画なんだと3度目の鑑賞で感じました。後に「永遠の二分の一」「ウッホホ探検隊」「サイドカーに犬」「雪に願うこと」などにつながる安定した根岸演出所以です。
でも等身大の青春を鮮やかに切り取ったこういう映画は自分の中でなるべく忘却したいと封印してきましたが昨夜久しぶりに解禁しました。
結局いつの時代も若者の生気に大差ありません。永島敏行や石田えりのしたたかさもジョニー大倉や横山リエの無軌道さもかつての私の中にもありました。
永島がジョニーを警察へ送る途中「お前が俺だったかも知れない」と言った台詞が何か印象的でした。