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TOP > マッサージルーム リカバー 日記 > リカバー映画日誌23「グラマ島の誘惑」
日本映画という大河の上空に川島雄三という怪物が今なお旋回しています。この人はきわめて危険な映画作家です。危険すぎて大抵はその作品を観終わると言葉が奪われます。
晩年は進行性筋萎縮症という病気で手足から最終的には全身に至るまで自分でコントロール出来ない状態だったそうです。
でその川島監督のカルトムービー
「グラマ島の誘惑」を初めて観る事が出来ました。
飯沢匡の戯曲が原作ですがそんな事はさりとて問題なくむしろかの有名な「アナタハン事件」がモチーフと言われてます。
まあ皇室をこういう使い方するか?というともすれば当時のヒステリックな人々からかなり顰蹙を買い御蔵入りになったんじゃないのとさえ想像できる珍作です。
とは言え途方もない傑作と言う言葉からは、ほど遠く今のお笑い芸人が監督したような頓狂な仕上がりになっておりそれがカルトとしての所以ではないかと思われます。
豪華な出演俳優陣を列挙
森繁久彌 川島映画の貌フランキー堺 桂小金治 八千草薫 岸田今日子 宮城まり子 浪花千栄子 轟夕起子 桜京美 春川ますみ(デビュー作とのこと) 淡路恵子 そして加藤斌にターザンまがいの役に三橋達也(多分ご本人はこの記憶を消したいんじゃあないだろうか?)
花も嵐の例えもあるがサヨナラだけが人生だ
川島が愛した漢詩です。僕も大好きな言葉です